冬の冷え性とダイエットを考える。

寒いのは苦手・・・体型はやっぱり関係あるのか!?


冬になっていくと手足の先が冷たくて、血が回らなくて「肌がヒリヒリ痛い!」なんて冷え性の人は結構いると思います。

でも逆に太っている人を見ると、冬でもコートなしでちょっと羨ましく思ったりします。

私も冬は苦手です。体脂肪が少ないせいか寒いのです。

しかし、周りを見渡すと、自分より痩せている人でも冬場でも手足がポカポカしている人もいます。冬でも体温が高く血行の良い体でありたいなと思っていますが、どうしても寒さの臨場感に負けて寒がってしまいます。

野生動物は、寒い地域の動物のほうが暖かい地域よりも体が大きくなる、という傾向があります。これは、熱損失を少なくするための環境適応らしい。

  • 体の体積はcmの3乗
  • 体の表面積はcmの2乗

発熱量は体の体積に比例して大きくなり、熱損失は体の表面に比例して大きくなる。だから、体をでかくすればでかくするほど、熱損失より発熱量の方が総じて大きくなり、熱を奪われにくくなるのです。

だから太っている人は、冬でも汗をかくぐらい暑いのです。(笑)

そして太っていると、暑い地域に住むのは辛いのです。(笑)

だから寒い地域では生物はでかくなり、熱損失を少なくして発熱量を確保することで、寒い環境に適応する傾向にあるようです。だから冷え性対策では、「太れば良いのでは?」と思うのですが、現代人は太る事を嫌がる人が多いのでこの冷え性対策に太るという方法はアウトですね。

逆に人間の場合、暑い地域に住めば体は小さくなるのか?


これはそうとは限らなさそうです。

タヒチや南国の女性って太っている人が多いですよね?暑い地域では、体を冷やすために果物などのカリウムの多い食べ物を食ベるし砂糖も摂りますから、そうそう痩せないみたいです。それに加えて、暑い地域では、暑いのであまり活発に動かなくなります。それも原因でしょう。

動かないのに、甘いものを食べる。

甘いものは体を緩めるので、動きが鈍くなる。

動かないが暑いので、体を冷やすような果物や甘いものをとり続けてしまいます。これは体質によっては太りますよね。結局は、冷え性かそうでないか、太っているか痩せているかとは関係なく、結局は食べ物と運動という事になりそうです。

冷え性を解消するためには血行と筋肉量


日本で太っているのに、冬になると冷え性という人は、かなり血行が悪いのではないかと推測されます。体表面よりも体積の割合が大きいのに、発熱が控えられている可能性があります。それに加えて冬に体が冷えるのは免疫機能としても良くはありません。

そういう人は、まずは体が温まるものを食べることが大切ですね。野菜などを食べる場合にも、温めて食べたり、ナトリウム分が多い食べ物(体を締めて温めてくれるもの。例えばつけもの・塩・魚・肉)を選んだり、甘いものをできるだけ避けてみたりと工夫するだけで、体は本来の調子を取り戻して体温も上がっていきます。

そして軽い筋トレも重要です。昨今の研究では筋肉を使うと色々な活性物質が分泌される事がわかってきています。筋肉から分泌されるホルモンは100種類にも及び、それらは筋肉ホルモン(マオカイン)と呼ばれており、若返りホルモンとしても有名ですね。

マオカインの効能は

  • 筋肉や骨を作る
  • 免疫力増加
  • 脂肪を減らす

などなど、若返りホルモンの名に恥じない効果があります。

そして、

ホルモン分泌は運動量と筋肉量に比例して多くなるので、筋肉量の多い下半身の運動が効果が高いと考えられます。このマオカインは低負荷でも分泌されますので、スクワットやちょっとした階段なら歩いて登るなどの自重での負荷による簡単な方法なども効果的でしょう。

アイソメトリクス(静的筋肉強化法)


そして簡単に筋力量を増やす方法として、アイソメトリクスという静的筋肉強化法があります。

筋肉は最低5秒間、最大負荷の80%以上の負荷を与えると、急速に増強されます。たった5秒間でも強い負荷をかけることで筋肉は増強してしまうのです。いくら忙しい人でも5秒くらいの時間は取れると思います。

それとは逆に、寝たきりになると筋力は急激に縮小に向かってしまいます。

70歳を過ぎて入院させて寝たきりにしてしまうと1日1年のペースで老化が進むと言うお医者さんもいるくらい筋力は大切です。

アイソメトリクスは、両手を合唱して両側から思いっきり力を加えるという方法や電車のつり革を全力で引っ張るなど、力を加えた状態を数秒維持するというとても簡単な方法でも良いので筋トレの方法は色々と工夫できそうですね。

下半身のストレッチ(真向法)


もっと簡単なのが、真向法などのような下半身のストレッチ。ストレッチは筋肉を普段使う収縮させる法ではなく、逆方向に伸ばす筋トレでもあります。ですからストレッチも実は筋力を使っているのです。筋肉量の多い下半身の筋トレになるので部分なので、効果的にマオカインを分泌するのに役立つでしょう。

冬の冷え性対策はやっぱり筋トレですね。筋肉を使えば体が温まりますし、血行も良くなります。当たり前の事を継続する事に効果はある事はわかっています。たった5秒を続ければ、3ヶ月後には冷え性がなくなって血行の良い体になって、体重も減っているという妄想を持ってやり続ける事はとても大切だと思います。

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