ストレスによる食べ過ぎを防ぐダイエット方法

ストレスのしくみ


ストレスがかかると、副腎皮質から糖質コルチコイドなる物質(ホルモン)が発生して、血中にブドウ糖を発生させます。つまり血糖値を上げてストレスに対して何かすぐ行動がとれるように体を準備します。

血糖値を上げるのは、もともとストレスは外敵が目の前に迫った危機の時に、逃げるか、闘うかという行動を瞬時に身体が取れるようにするためのシステムなのです。

目の前にライオンが現れたとして、逃げるのか?闘うのか?瞬時に決めて行動をとらないと、ただ襲われて食べられてしまいます。

ですから、闘うにしても逃げるにしても、どちらの行動をとるにもエネルギーが必要なので血中にブドウ糖を放出するということです。それに加えて交感神経優位の状態(自律神経が活発化)にもなります。

そして危機が去れば、自然に血糖値は下がるようにホルモンが調節してくれるようになっています。

ストレスまみれの現代人


しかし現代人は、やるべきことや処理しないといけない事が多すぎて、ストレス状態が途切れる事なく続いています。目の前の危機がなかなか去ってくれないのです。

会社を離れても、仕事でやるべき事、プライベートでやるべき事、仕事上の心配、人間関係での心配、自分の人生の心配など、考える事でストレスがかかるような事を考えるという時間が多くなっています。

そしてストレス状態から逃れる事が難しい状態になっています。

このようにストレス状態がずっと続くと、体の中にブドウ糖の濃度が高い状態が常に保たれている状態になります。そしてそれがその人の常態となってしまう。それに加えて、交感神経優位の状態が常となってしまいます。

そうすると、それが恒常性になるので、血糖値が下がったり、ストレスホルモンが出ていない状態が逆に不安になってしまうので、その状態を改善しようと、精製された小麦食品や、刺激物(添加物)が入った食べ物を食べすぎたり、砂糖などの甘い物やアルコール類など飲みすぎたりする場合がとても多いです。あえてストレスがかかるように、自らを不安にさせる事を無意識にしてしまったりするのです。

ストレスがかかっている状態のほうが慣れてしまっている!?

 

急激な血糖値の上昇・下降は良くありません


砂糖やアルコール類は血糖値だけでなく、脳神経の中に急激にドーパミンを分泌させてしまうので、ドーパミン受容体のダウンレギュレーションが起きやすく、もっと多くの量が欲しくなり依存症になりやすくなってしまいます。

人間の体には恒常性(ホメオスタシス)が働いていて、通常の落ち着いた状態に戻そうとするのが正常です。血糖値が上がればインシュリンが出て血糖値を下げ、ドーパミンが出すぎればセロトニンが出て落ち着いた状態に戻そうとします。

急激に血糖値を上げる食べ物がなぜ良くないかというと、急激に出たものを下げるには急激にそれに対する物質を出さないといけないので、過剰な上昇な過剰な下降となり、低血糖状態になってしまうのです。

低血糖状態になると、イライラした焦燥感に苛まれたりするので、それを安定させるために、また急激に血糖値を上げるものドーパミンを出してくれる物を摂取したくなってしまいます。

あまりにもその状態を続けてしまうと、脳内の神経伝達物質不足となり思考が働かなくなり、鬱状態になってしまう人も多くいます。

このようにして食べることで、その状態から脱しようする限り、なかなかそこから抜け出せません。満腹感があるのに食べ続ける=過食という食べ方になっていきます。人によってはこの過食で太る人もいれば、食べたくないのに食べ続けてしまうという食の悪循環に陥る人もいます。

これを防ぐ一番の方法は、ストレス刺激に対応する事が一番だと思います。

ストレスが無く、体と心がリラックスする状態を継続する事がとても大切なのです。

[ストレス刺激の連続しない環境に身を置くという事]

 

しかし、普通に嫌な仕事や閉塞感を感じて社会生活をしていると、なかなかそのような状況にできないものです。

ストレスを感じて何か食べたくなったら、まずは食べ物で改善していきましょう


血糖値が上がりづらく、(GI値が低い)硬いものを食べると良いです。

例えば、ナッツ類や、するめやあたりめなど、すぐに消化吸収されづらいもの、何度も噛まないといけないもの、そして必要な栄養素を摂取できるものを食べる事が大切ではないかと思います。

まず噛むという行為でストレスが和らぐ事があります。これは結構やってみると実感します。

動物は口と顎が命です。無くなると生きていけません。顎の筋肉を使う事で生命力が高まると言われています。

しかし、現代で顎の筋肉を過度に使う食べ物を食べる事が結構稀です。全てが柔らかくされています。外国産の安い肉とかにも肉を柔らかくする魔法の液体が入っていますしね。(笑)(←ここでは割愛します。)

個人的にはジビエの肉も結構噛み応えがあるのでオススメです。野性的な堅さで、噛む回数が間違いなく増えます。(笑)

食によって無駄に血糖値を上げる事なく、ストレス→食べすぎる→低血糖→不安→血糖値が上がる物を探す→食べすぎる→自己嫌悪(ストレス)→食べすぎるといった魔の悪循環から回避するという戦略をなんとか探した方が良いと思います。自分に合った戦略を取る事が必要です。

やり始めると、最初は結構つらいのですが、ちょっと我慢して続けていると、体が血糖値の上下動しないことに慣れてきます。身体の不安定感はしばらく続くかもしれませんが、続けているとそれが常態化します。

脳だけが疲れている!?


現代のストレスの多くは過剰な思考による物でもあります。

無駄に気遣い、予測不安、後悔、自責感などなど、頭が疲れすぎているのです。行動する前のシミュレーションだけで疲れてしまって、何もしないで考えだけが頭の中をぐるぐる回る。という事ってよくありませんか?

頭が疲れすぎていて何もする気がないし動いてもいないのに、体は疲れていないというとてもアンバランスな状態になっています。

体は疲れてなくても頭が疲れて寝てしまう事だってあります。

頭はエネルギーが枯渇しているのに、体はエネルギーが余っている状態。だから、疲れるぐらいの運動をして、体を疲れさせるという事も大切になってきます。

体を疲れさすと言ってもハードワークしろというわけでなく、散歩、ジョギング、登山、軽い筋トレなど軽度なもの。農作業、庭の剪定、近所の草むしりでも良いと思います。筋肉に負荷をかける事や体が適度な疲労感を感じる事が大切なのです。

現代人は頭と体を使うバランスがとても悪いと言われています。

ストレスなくダイエット効果


もし、なんかモヤモヤしていたり、体調がすぐれない時には運動するという選択肢もあると良いです。

運動にはストレスを発散するだけでなく、頭と体のエネルギーバランスを整えるという効果もあるのです。脳みそは思考や感情の領域だけでなく運動野という領域もあるので、運動する事によって思考や感情や運動の脳の領域全体に血液が流れてバランスが良くなります。

エネルギーバランスが整って、頭と体がうまく循環していると感じられるようになるので無駄に何か食べて、モヤモヤしたものを解消しようとする事も少なくなります。

もちろん、食べ過ぎることがなくなると、ダイエットにも有効に使えます。運動で摂取した分のカロリーを消費させようと考えなくても良いのです。

正直なところ人はとったカロリー分太るわけではなく、腸内細菌のバランスで太りやすくなったり痩せやすくなったりという事も分かってきています。

痩せている人の腸内細菌を自分の腸に移植するだけで痩せるみたいですしね!

痩せるのって簡単になりましたね。(笑)

でも太る事に悩む時代なんて人類の歴史史上、とても最近の事。

 

太る、痩せるという問題より、ストレスを麻痺させるために食べ過ぎるという事は単に太る、痩せるという事以上に心身にとって色々な問題を起こしてしまうと思うので、もっとじっくり考えた方が良いなあ〜と感じています。

関連記事

  1. ドーパミンの生成を助ける食べ物

  2. 血液をきれいにする食べ物

  3. 冬の冷え性とダイエットを考える。

  4. サプリメントや栄養補助食品でどこまで栄養素は補給できるの?

  5. 免疫機能を高める食事とは?

  6. 体に良いものを食べているのに病気になる人々

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2019年10月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031