免疫力を高めるには!

免疫力を上げる

免疫力と言うと


漠然としているイメージしかないと思います。

病気に対しての抵抗力?
何が病気に対して有効か?
納豆や、ビタミンCが免疫力を上げるとか、

摂取する物質で免疫が高くなる
ことは言われていますけれど、身体の中の何が機能して外部から入った身体に害を与えるものに
対して抵抗しているのかということについてあまり考えたことは少ないのではないでしょうか?
私もその一人なのですが、今回は免疫力について考察してみたいと思います。

免疫力の定義とは、

「生体内で病原体などの非自己の物質やがん細胞などの異常な細胞を認識して殺すことで生体を病気から保護する多数のシステムが集積したもの」

病原体が宿主に侵入しても発病しないように働く生体防御機能のことというのが
教科書的な回答らしいです。

他層構造で何段階にも分かれて防御するもので

「外層は皮膚」
「内層は粘膜」

が免疫の最前線

発熱や症状の多くの免疫反応
くしゃみ、鼻水、下痢なども免疫反応
体の外に入らないものを外に出す作用も免疫反応

という事です。

一般的に免疫というと抗体を獲得したとかとしなかったとか言われることもあると思いますが、

抗体獲得は獲得免疫という免疫のシステムの中の一部の事です。

抗体を獲得する前にも免疫は働いてくれているのです。

自然免疫という機能です。

抗原抗体反応をする前にも、白血球は外部から敵が来たら

ダー–と駆けつけてきて、捕食してくれているのです。

多くの細菌やウイルスは粘膜から入ってくる事がほとんどです。


鼻、のど、眼球、陰部などから入ってきます。

粘膜からの防御を主に担っているのは、白血球の働きによるものです
そして白血球は色々な種類があります。

○顆粒球
好中球、好酸球、好塩基球
主に細菌などの大きな細胞などに対しての防衛

○リンパ球
B細胞、T細胞、NK細胞
ウイルスなどの小さいもの対しての防衛

○マクロファージ
大きな細胞や死んだ細胞などを貪食する

白血球と言っても色々な種類があり、それぞれに役割があるのが興味深いですね。

これらの細胞が状況に合わせて連携して作用していることがとても重要になってきます。
これらの白血球の細胞数の割合が正常に保たれていると体の防御システム
もうまく作用されるのです。

白血球の細胞数のバランスは人の自律神経にとても影響を受ける


ということも
わかっています。

人の自律神経は交感神経(興奮している時に働いている)と
副交感神経(安静している時に働いている)にわかれていて

交換感神経が活発な状態が続くと、顆粒球が増えて

副交感神経が活発な状態が続くと、リンパ球が増える

事になります。

大まかな感じで言うと
白血球の成分の割合は平常時は顆粒球6割とリンパ球4割なのですが、

ストレス状態、興奮状態が続くと交感神経が優位になって顆粒球が増えてしまいます。
顆粒球が増えて細菌とかへの攻撃力が上がって良い事じゃないかと思うかもしれませんが、
あまり増えすぎると、正常な細胞への攻撃も始まってしまい、この攻撃された細胞がガン化したりしてしまいます。

つまり終わらない興奮状態や緊張状になってしますと、正常細胞までも攻撃をし始めてしまうので、とても厄介です。

逆にあまりにもリラックス状態が続くと(副交感神経優位)、リンパ球が優位になって、抗原に対しての過剰な反応が始まってしまいます。

本来、人体に害にならないタンパク質にも反応してしまい、
アレルギー状態になりやすくなります。
現代の子供は、冬でも厚着だったり、食べ過ぎだったり(食べると体ってリラックスするんですよ。。)と、

体が緊張する事がないため副交感神経優位になりやすい子が多いので、
それでアレルギーの子が多いという事もあるようです。

両方の神経のバランスが大切で
自律神経の切り替えがとても重要になってきます。
緊張や興奮しすぎる状態が続いているなら、リラックスできる環境に身を置いてみたり
リラックスしすぎている状態が続いているなら、少し自分にストレスをかけるような
運動してみたりとする事が重要になってきます。

☆免疫力を高めるためには


免疫力高めるには、外部からの敵に対してシステム防御する事が大切に
なってきます。粘膜(免疫の最前線基地)にいる細胞の中で、一番の働きをするのは白血球です。
白血球の働きを強めるのには必要な事は

1酸素
酸素が少ないと細胞の働きが悪くなります。

これは細胞内のミトコンドリアはATPという細胞にエネルギーを与える

物質を生産する能力が落ちてしまうからです。

動きの悪い細胞は敵とは戦えないという事です。

ですから今はやりのマスクは。。。。という感じです。
ちなみにマスクで感染などを防げるという,実証実験した論文は世界中に未だにないそうなので。

2血流
白血球は血液の中を移動するので、流れが滞るということは
対象とする敵(抗原)のところに駆けつけることができなくなってしまいます。
血流が良くなるような軽い運動はやっぱり必要ですよね、やっぱり。

3体温
温度は細胞(白血球)が活性する重要な要素となっていて
37.5℃以上から活性が高くなります。

だから、身体の中に抗原となる敵が入ってきた場合は、熱を出して対応してくれるのです。
むやみに消炎鎮痛剤(解熱剤)等で発熱を下げる行為は免疫反応をさせない行為でもあります。

せっかく今から外敵と戦おうと燃えているのに、戦わなくても良いよと水をかけているようなものです。
発熱を下げても、体の内部に敵がいる限り、体の免疫はそれと戦おうとします。

そういう状況でサイトカインストームはおきやすいです。

白血球は体温(熱)の手助けない状態で戦わないといけないので、
システム自体を無理して働かす事になってしまします。ブレーキとアクセルを同時に
踏んでいる状態とも言えると思います。
その発熱に耐えられないぐらい体力が無くなるという事は、寿命が近いという事のようです。

普段の平常時の体温を高い状態に保っておく事は、普段の免疫力を高い状態に
保っているだけでなく、いざという時に38℃台に体温を持っていく場合に非常に
優位に働く事になってきます。35℃台から3℃近くも体温を上げるのは体への
負担も大きくなってきますからね、普段の体温は高めの方が良いという事になります。

4砂糖や甘いものを避ける
白血球は砂糖をとると、異物を捕食する貪食作用,
食菌作用が低下してしまいます。
アメリカのロマリンダ歯科大学のフォウストラ博士の研究では
学生を2群に分け、一方にはコカコーラ、他方には砂糖とリン酸を除いた
食事にして、白血球の食菌作用を調べた結果
コカコーラを1本飲んだだけで数分後に、白血球の食菌作用がかなり落ちて
それが数時間も続いきました。
アイスクリームやドーナッツでも同じような結果が出ました。
砂糖や甘い物を食べると、血液は酸性になって白血球の活動が落ちてしまうという事です。
白血球の活動が落ちるという事は、免疫力が落ちているという事。

その免疫力が落ちている時に、
ウイルスや細菌が入ってきたら。。。
その間にがん細胞が増加してしまったら。。。
がん細胞は大人で1日3000個(ごま粒ぐらいの大きさ)ぐらいできているらしいです。

5自律神経のバランスをうまく保てるような生活をする。
過度の緊張、ストレス状態が長く続く場合は、生活や人生の目的や
今ままでの思考、考え方の習慣を変えてみる。

リラックス状態が長く続いていたりや何もすることがないのに、
体調が悪い、副交感神経優位すぎる状態でしたら、自分に
ストレスを与えてみる事も重要、新しい事にチャレンジしたり、新しいコミュニティに
参加してみたり、外に出て運動して筋肉や心肺系に負荷をかけてみたりと
新しい事をしてみる事が重要です。

6細菌の多様性を維持する
人間自体の細胞は37兆個と言われてますが、そこに共生する細菌(常在菌)の
数は10倍とも言われています。
粘膜組織は口腔から大腸まで続いていて、粘膜についたウイルスや、
敵となる細菌は白血球だけだはなく、それら共生する常在菌の捕食対象であります。
つまり、粘膜の上でいつも菌とウイルスのせめぎ合いがされているので、

常在菌の多様性がなくなってしまう事は、外部の敵との対応力が少なくなってしまう。
戦う武器が少なくなってしまう事でもあると思います。

そして、特に胃腸にいる細菌たちは人間の情緒にも影響を与える可能性を示唆されて
いますし、リンパ球への働きかけにも影響があるようなので、あまりバランスをくずすのは良くないです。

これは皮膚の表皮でも同じで、あまり殺菌しすぎると、表皮の細菌叢も少なくなってしまい、そこで繁殖した悪い奴らが何かのきっかけで目とか口とか陰部とかの粘膜から
入ってそこで増殖なんて事もあるようですので、殺菌のしすぎは注意ですね。
あまり殺菌しすぎて、肺炎になってしまったなんて話題、ちょっと前にありましが。。
きっとそういう事なのだと思います。

野菜や作物みたいですね。あまり殺菌しすぎて、微生物叢が単調になると、何かの拍子で悪い菌が広まると野菜が全滅するなんていう事は良く言われています。
見えない菌ですが、仲間は多い方が良いのです。

まとめ

結局、これだけやっていれば、これを摂取していればといった単純な事だけでは
免疫の機能は高くはできないという事みたいです。

直面していない問題は、できるだけ手を抜きたいというは人の性ですが。。。

しかし、

基本を押さえて大まかなところを単純化すれば

運動、睡眠、日光浴、食事、自分の人生を歩む、みんなで生きる

普通の生活の質を高めるという事ですかね。

 

「参考文献」

免疫革命 安保徹著

こうすれば病気は治る 安保徹著

医学不要論 内海聡著

新型コロナワクチンの正体 内海聡著

「参考動画」

 

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