ドーパミンの生成を助ける食べ物

ドーパミンとは


ドーパミンは、脳のA10神経(腹側被蓋野=ふくそくひがいや、のドーパミンニューロン)とA9神経(黒質緻密部=こくしつちみつぶ、のドーパミンニューロン)で分泌されて前頭前野や帯状回に指令を伝える重要な役割を持っています。そして意欲のホルモンとも言われるように、何か行動を取ろうとする時に分泌されるもので、行動の動機と関連しているものと言われています。

テレビでタレントが美味しそうな食べ物を食べているところを見て、自分もそのお店に行ってみたいと思ったり、雑誌で見た観光地に自分も行ってみたいと思ったり・・・。何かの技芸をもっとうまくなりたいと思うなど、人は意欲的になって何かの行動をしようとする時には必ずドーパミンが活動しています。

ドーパミンは、何かを学ぼう、知ろう、体験しようという時の重要な学習因子としての働きがあるホルモンなのです。ですから、私たちの人生を進める上でとても重要なホルモンの一つなのです。

ドーパミンの現象で起こるさまざまな障害


ドーパミンが少なくなって現れる病気で有名なのが[パーキンソン病]です。

自分で立って歩こうと思っても思うように歩けなかったり、自分の身体の動かし方や筋肉の使い方がわからなくなったり、体が震えて運動と呼べる行為ができなくなってしまいます。また、一つ一つの行動がとても遅くなる場合もあります。

そして、体への影響だけではなく、思考の面でも様々な影響が出ます。注意力や集中力が失われていき、何事にも無気力になったりします。ですから、体が気だるく感じ、人と関わるのも煩わしくなるので、外に出かける回数も減り、家に引きこもりがちになります。

逆に多すぎる場合は、幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりする統合失調症の症状や、やってはいけないと自分では思っていることも自分で止められなくなるような依存症のような症状になってしまいます。

依存の恐怖


麻薬やお酒やタバコなどのように、瞬間的に過剰にドーパミンを分泌させるようなものの継続的な摂取は、ドーパミンの受容体の減少作用(ダウンレギュレーション)により、より多くのドーパミンが無いと正常に脳が作用しないようになる事から依存症になると言われています。

またロテノンという殺虫剤や農薬などに使われる物質をラットに注射し続けたら、人間のパーキンソン病のような症状になるという研究もされています。

【ウィキペディアより】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%8E%E3%83%B3

これは環境中にある毒物の継続的な接触が発病の可能性を高めるという考察らしいのですが、ドーパミン神経に悪い影響を与えるということ(5週間にわたる継続的な頸静脈への注射ということ)なので、異物を注射し続けたらそりゃあ、動物もおかしくなるでしょうと思うのですが・・・。

さらにドーパミンは、歳とともに減ることがわかってきています。

10歳年を取るごとに平均10%のドーパミンニュロンが死んでいくことがわかっています。ですから、歳をとっていくと自然にドーパミンは減っていくようです。

ドーパミンを出すための助けになる食べ物


ドーパミンを作るための原料は、フェニルアラニンやチロシンというアミノ酸で、こういった物質を摂取するとドーパミンを出すための助けになります。

[フェニルアラニンが含まれるている食べ物100g中の含有量]

  • 鰹節 4100mg
  • 大豆 2000mg
  • 緑豆 1500mg
  • すじこ 1500gn
  • 小麦胚芽 1300mg
  • エンドウ 1000mg
  • カシュナッツ 1000mg
  • 鳥レバー 910mg
  • ぶり 860mg
  • 味噌 840mg
  • スパゲティ 700mg

[チロシンが含まれている食べ物100g中の含有量]

  • 鰹節2600mg
  • プロセスチーズ1400mg
  • きな粉1300mg
  • 大豆 1300mg
  • ピーナッツ1100mg
  • クロマグロ860mg
  • 小麦胚芽820mg
  • ごま770mg
  • エンドウ豆630mg
  • 味噌 620mg
  • ピスタチオ 510mg
  • 枝豆 390mg
  • そら豆 290mg

基本的には魚介類や豆類が多いですね。

現代の人は、やる気が起きない時や不安で心がそわそわして落ちつかない時に、甘いもので血糖値を急激に上げ、ドーパミンを出し、その状態をやり過ごそうとする人が多いですが、それよりもこういった豆類やナッツ類を摂取して、これらがドーパミンを出す助けになるのだと思って食べた方が体と脳には優しいと考えられます。

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