西原式育児①現代の日本の育児、7つの問題点

ただいま子育て真っ最中なので、他人の育児方法や教育方法はすごく興味があります。色々な人の育児書を読んで自分なりにまとめた内容を載せております。

詳細については著書の本を読んでみることをお勧めします。

参考本

病気知らずの子育て―忘れられた育児の原点

多くの人の病気を治す西原克成さん


西原克成先生は東大医学部口腔外科教室講師で生命進化の法則を検証し、その成果を臨床応用。原因不明で根治が難しい免疫病の治療で効果をあげている先生です。今は独立されて東京六本木にある西原研究所で多くの人の病気を治していらっしゃるようです。

西原先生はアトピーをはじめ多くの免疫病に罹った赤ちゃんや、子どもの病気を完治させてきた経験の中で、現代の日本の育児の問題点・課題点は7つあると主張されています。

  • 1日本の離乳食は早すぎて、赤ちゃんは免疫病を発症しやすい
  • 2口呼吸は病気の元で鼻呼吸を身につけさせるためにおしゃぶりを使わせる
  • 3冷たいものは有害(アイスクリームや冷えたジュースなど)
  • 4身体にキツイ着物はやめましょう
  • 5早くから歩けば良いわけではない
  • 6緑便、血便は危険信号
  • 7うつ伏せ寝はやめよう。

赤ちゃんを育てる時の離乳食の時期については、絶対にママ友同士の間で話題に上がるトピック


離乳食というと巷の常識としては生後5ヶ月や6ヶ月で始めるのが普通と言われていますが、その根拠になっているのが母子手帳にその基準が書いてある事だったり、育児雑誌に掲載してあったりする事だったりするのですが、西原先生はこの母子手帳の内容の問題点にも触れていて「この時期では早すぎる!」らしいのです。

そもそも、赤ちゃんは生まれて約2年から3年ぐらいかけてやっと「人間の赤ちゃん」になります。この生まれてきた時は「人間の赤ちゃん」でないと言う視点も独特です。

特に赤ちゃんの腸は目が粗いザルのようになっていて、色々なものを識別せずに吸収してしまいます。腸の中に入ったタンパク質類は、アレルゲン(抗原)となりアレルギーの元になってしまいます。

それに加えて消化する能力が全くといっていいほどないので、消化されないまま吸収されてしまうことで体に抗体ができてしまったり、未消化の食べ物が原因で腸内の腐敗菌が多くなりそれを白血球が体中に運んでしまう事で、いろいろな部分が炎症したり、湿疹として表に出たりするのです。なので、赤ちゃんの腸が完成するまでは離乳食は無理に与えなくても良いようです。

それに母乳やミルクだけの時は、腸内細菌も善玉菌であるビフィズス菌優位の状態なので、皮膚湿疹にもなりづらいとの事。(やっぱり母乳は最強!)

家族でご飯を食べている時、赤ちゃんもじーっと大人が食べている姿を見ています。それを見るとついつい赤ちゃんにも食べ物をあげたくなったり、赤ちゃんと一緒に食事の場を共有したいと思ったりしてしまいますよね。

人によってはおとなしくさせるために、食べ物をあげるという方もいますが・・・。

赤ちゃんは生後2年半ぐらいまでは腸が完成していないという事を忘れない


母乳育児経験者の人の話を聞くと、離乳食作るよりおっぱいを吸わせていた方が楽チンだったという意見もあるので、離乳食は焦らず、のんびりと。まずはおっぱいを子どもが欲しがるままにあげるのが良いのかもしれませんね。

あと哺乳類の進化学的な観点から離乳食のタイミングの目安になるのは臼歯が生えてきた時です。その時にやっと食べ物を噛み潰す準備ができたということで、食べ物を自分で噛んで食べる事ができる体になったという目安らしいです。

(つづく)

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