人間の細胞と血液
人間の細胞は60兆個と言われているのは体重1キロあたり1兆個の細胞という計算のようです。
だから体重の多い人は細胞の数も多いのかもしれない。
そして人間の全細胞の60兆個の細胞のうち25兆個が血液なのです。
その中の内訳は、
赤血球が約24兆個、血小板が1兆〜2兆個、白血球が約2000万個で、血液を生産するのが今の医学では骨髄の造血幹細胞だと言われています。
千島学説などによると、腸から血液ができていて、その血液が臓器などの各器官の細胞に行くとその細胞に変化するという説もあります。
赤血球が、いろんな細胞に分化していくという機能があってもおかしくはないのではと思いますが。そういった時に、血液をきれいにするという事は腸内環境を整えるとも言い帰れると思います。
腸内環境に有効な食べ物は?
どの説をとるにしても、食べたものが血液を作っていることには変わりはないですから、食べる物はすごく大切だと思います。そして、腸の機能が正常に作用するという事もとても大切な事です。
腸の調子を整えるのは食物繊維が多い食べ物で、腸を傷つけるのは砂糖や精製された小麦などの分子が小さいものと言われています。
食物繊維が多いものは消化しづらいので、腸内で消化吸収されませんが、排出されていないものの排出を助ける効果があります。
ですから腸をキレイにするための野菜とは、水溶性繊維が多いものと言えます。
野菜では
- パセリ(6.8g)
- グリーンピース(7.7g)
- モロヘイヤ(5.9g)
- ごぼう(5.7g)
- 枝豆(5.0g)
が比較的高いです。
乾物だと *100gあたりの量
- 切干大根(20.7g)
- キクラゲ(57.4g)
- 干し椎茸(41g)
- 大豆乾燥(17.1g)
になります。
海藻が野菜より比べて多いのはわかりますが、ポテトチップス(4.2g)も意外と繊維質があるのに驚きました。もともとジャガイモですからね~。
血液の入れかわりには4ヶ月
血液はほぼ4ヶ月以内に再生産されて新しいものに変わります。赤血球約120日、白血球約2〜14日、血小板3〜10日ほどかかります。
だから食事を変えてから4ヶ月ほどかかって、やっと血液が体調子になり、肌の調子などに実際に現れてくると考えられます。腸をキレイにするのは血液をキレイにするのが目的ですからね。本当に体の中をきれいに入れ替えるためには、やっぱり時間がかかります。
効果を早めるのに断食という方法もあります。
断食すると体の中にあるもので体が対処しようとするので、老廃物がうまく排出され、脂肪細胞がケトン体となりブドウ糖のように消費されます。体が飢餓状態になるので逆に元気になって活力が出るし、空腹という苦痛でエンドルフィン(脳内麻薬)が脳内に分泌されて気持ち良くなるという効果もあります。
早く体をきれいにしようと思ったら、ちょっとした断食などを組み合わせるのが良いでしょう。
まずは半日(朝食抜きか夕飯抜き)が良いと思います。半日断食もできない人の場合は低血糖が疑われますが、一食抜きは結構できますよ。
食事で体調を整えようとした場合に、ちょっと調子が悪いからといって、単発的に行うよりも、忍耐強く、習慣化していく方が結局は一番良いのです。
テレビやネットの誘惑
しかし、あらゆるメディアによる食の宣伝のおかげで誘惑が多くて多くて、テレビをつければ、タレントが何か美味しそうなものを食べていて、SNSを見れば、知り合いがおしゃれなところでディナーを食べていたり珍しいものを食べたりしている。
こんな状況だと強い意思や強固の主義がないと、もしくはさしせまった状況に置かれないと、体に良いものだけを摂るという理想的な食生活がしづらいのも現状ですね。
血液をきれいにする事は肌をきれいにする事に繋がりますし慢性病の予防にもなりますから、少しずつでも意識する事が大切です。
普段の生活で野菜が摂取できていないなと感じていたり、子どもたちが野菜を食べなくて困るという方は無農薬で自然に栽培された野菜を食べてみたらどうですか?
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