体内から毒素や老廃物を取り除く“デトックス”
デトックスとは、体にとっていらない物を排出して、必要な栄養を摂取・吸収し、体の代謝の機能を妨げない事です。
なぜ体にとっての異物を排出しないといけないのか?
太りやすくなるから?
肌を美しく健康に保つ方法だから?
いろいろな理由があると思います。
実際のところ、デトックスという行為は、その人が持っている体の最高のパフォーマンスを発揮出来るようにしたり、生命力を高めて活動的にしたり免疫力を高めてくれる手段になりえます。本来の体の状態に戻るから、肌がきれいになったり、代謝が良くなって痩せたりするのですね。
逆の状態になると、疲れやすくなったり、肌が荒れてきたりだるくなったり、気持ちが塞ぎこみがちになったりします。
エクササイズや低温サウナが効果的
「デトックスしましょう」と、色々なところで言われていますが、代謝させるには、汗をかくようなエクササイズが良いと思います。また、運動が苦手な方は、低温サウナを長時間入るのがやりやすいと思います。汗は脂肪細胞に溜まった毒素などを排出してくれる効果があり、実際に麻薬患者などのデトックスには、長時間の低温サウナを使うと汗から麻薬成分が出てくるそうです。
長期のデトックスや、代謝を上げる、ホルモンの分泌などを考えると、運動して筋肉量を上げるほうが、より効果があるのではないかと思いますが・・・もちろん一緒にやれば一番良いと思います!
代謝を促してくれる食物も摂るとより良い
水溶性の食物繊維を多く含む食材は、体内で有害物質を吸収し、便として排出してくれるだけでなく、腸内細菌の中の善玉菌の増殖を促してくれるので、腸内の環境改善にも役立ちます。
[水溶性の食物繊維を多く含む食材]
ひじき、わかめ、サツマイモ、キャベツ、バナナなど。
また、便の量を増やす不溶性の食物繊維も腸の環境を整えるのに役に立ちます。
[不溶性の食物繊維を多く含む食材]
大豆、インゲン豆、ブロッコリー、ごぼうなどになります。
また、尿からのデトックスを助ける食材としてはカリウムが多い食材が挙げられます。
スイカ、納豆、バナナトウモロコシのひげ茶、夏野菜などが利尿作用を促してくれます。
そして、排毒、解毒器官としての肝臓の働きを助けてくれる食材として。
しじみに含まれるオルニチン、あさりが持っているタウリン、ビタミンACEを豊富に含む食べ物やレバー、ブロッコリーやかぼちゃなどの緑黄色野菜、ゴマなどが肝臓の働きを助けてくれます。
血行を促し代謝を活発にする食材としては、生姜、唐辛子などが挙げられます。
食品添加物や砂糖などをやめるのが一番の近道、そして社会環境づくり
食べ物はもちろん大切ですが、基本は食べ物だけで代謝やデトックスができると考えない事が重要です。本当の意味で、デトックスに一番良いのは、体にとっての異物を摂取しない事なのです。異物(=食品添加物や砂糖など)を摂らなければ、それを排出する(デトックス)という概念すら存在しないのですから・・・。
しかし、化学物質からほぼ逃れる事ができない現代社会、街での生活をしようと思った場合には、全くのゼロは不可能に近いです。いくら添加物がいっぱい入っているとはいえ、ケーキも美味しいし、お菓子も美味しいし、ラーメンも美味しい。
そんな私たちの煩悩を誘惑してくる食べ物たち。そして私たちの生活環境を快適にしてくれる工業製品。しかし、そういった産業を支えるシステムが生み出す環境汚染や人体汚染などが問題にもなります。
実際のところ、化学物質、汚染物質から逃れられていないのが現状です。
体のデトックスだけでなく、デトックスをしなくても良い社会環境づくりができると、そんなこと考えなくても良いかもしれませんね。
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