無農薬野菜・有機野菜を食べるとアトピーやアレルギーは治るのか?

アトピーの原因


自分や自分の子どもがアトピーとなって食事に気をつけるようになり、食品添加物や無農薬野菜や有機野菜、無添加の食べ物などを探して食べる人がとても多くなっています。しかし、食事を変えれば治る人とそうではない人がいます。

アトピーになるのには様々な原因があるようです。

  • アレルギーは免疫機能が異物やたんぱく質に過剰に反応して体の中にある異物を拒否する過程で起こるもの
  • 体に入ってくる化学物質が原因
  • 体の生命力が弱って免疫反応が正常に働いていない
  • 自分の心が原因の場合(心因性)

などがあります。

甘いお菓子=砂糖をやめてみる


私が気になっているのが、アトピーの子どものために、無農薬の野菜や無添加の加工品を食べさせている一方で、砂糖や果糖の入ったジュースやお菓子を食べさせている親。砂糖や果糖(清涼飲料水や加工品)などの直接糖は急激に血糖値を上げるので、体への負荷も大きいだけではなく、血中の濃度を急激に酸性に傾けてしまいます。

しかし、体の恒常性は血中の濃度は中性を維持しようとするので、アルカリ性であるカルシウムを使って中性に戻そうとするのです。そうすると、カルシウムは貯蔵してある骨や歯などのカルシウムから使われてしまいます。(だから甘いものばかり食べていると虫歯になるんですね。)

カルシウムはホルモンなどの調節機能にも影響を及ぼします。ホルモンのバランスも崩れやすくなり、精神も不安定になりやすくなるそうです。

子どもの頃、牛乳を飲ませるために、カルシウム不足になると落ち着きがなくなりますよ、と教育されたと思うのですが、それと同じです。と言っても、牛乳を取れば良いというわけではありませんが・・・(牛乳に含まれるガゼインというたんぱく質は、日本人にとって消化分解する酵素がなかったり少なかったりするらしいですし、乳牛に打たれるホルモン剤の問題もあります。)そして砂糖を摂取すると免疫機能が低下するとも言われています。

だから、アトピーが気になる人で、無農薬の野菜を摂取していてもなかなか良くならないという人は、砂糖や果糖の入った食べ物や飲み物をやめてみるというのは一つの方法だと思います。

無農薬や有機野菜を摂取するより先にやるべきことの一つです。

直接糖は血管にもよくないので注意が必要です。血中の過剰なブドウ糖がたんぱく質とくっついて終末糖物質となって血栓や動脈硬化の原因になったりします。

心の問題の可能性


家庭内が機能不全(両親が不仲だったりDVがあったり、アル中だったりと家庭の中の緊張が高い家など)だと、子どもが無意識にその家庭内でバランスをとるように、いい子ちゃんになって優等生になったり、逆に世話焼きになったり・・・スーパーマンになって特筆した能力を発揮し続けないといけない子になったり、道化師になって全く何もできないぐずぐずな子になったり、病気がちになったりして、親の注目を自分に集めようとしたり、両親の間を取り持ったりするバランサーの役目をしてしまうという説もあります。

そして子ども自身もそれを無意識にやっているので、自分が何をしているのか、という事をはっきり自覚してない事が多いようです。だから子どもがアトピーになる事によって、注目を集めて家族を存続させようとしてしまう、ということも起こりうるのです。

こういう場合は正直、両親が変わらないと変えられません。そして大人になっても、怒りを表現するために、相手が間違っていると一方的に主張したり、こちらに注目を集めるために、わざと病気になったりするということもあるように思います。

だから化学物質に怒りを感じれば感じるほど、その化学物質が間違っているということを証明するようにアトピーが悪化したり、化学物質や農薬に過敏になって機械のセンサーか!!というぐらい感覚が発達してしまいます。

そういう事を無意識にやってしまいます。

私も化学物質過敏症がひどかった時は、本当に嗅覚は皮膚感覚、味覚が化学物質を捉える力が強くなって、日常生活が嫌な物でいっぱいになり、こんな嫌な物(化学物質)だらけの世界に強い怒りを持っていました。

こういった事を人の心(無意識)はしてしまうようなのです。

嫌なものを見ないようにしていたり、避けるようにしていると、余計にその嫌なものが目についたり探したりしますし。自分の正しさを証明したり主張したり、注目してもらうためにわざと病気(嫌なものに出会う)になるという事が起こります。

人の心って面白いですよね。本当に。

だから無農薬野菜や有機野菜にこだわりすぎて、それ以外が「悪だーーー!!」と言っている人も病気などになりやすく治りにくい傾向にあると個人的には思います。正しさにこだわりすぎると、その逆の間違っているものが余計に目に入るようになるし、自分に近づいてくるようになります。

正しさを存在させてしまうと、その逆の間違いが同時に発生してしまいます。正しさにこだわると間違いにもとらわれてしまう。

こんな不思議な現象が、心というか頭の中では起こります。どうも人間はバランスを取って安定したいみたいです。

今の現代社会で体への毒を摂らないという事は、昔よりはるかに難しくなってきています。だから完全にゼロを目指すとこの世の中は生きづらくてしょうがなくなってしまいます。なので、どこかで「ほどほど」で良いのだという余裕を持つ事がとても大切です。

マニュアルは存在しない!


毒素を体に入れない事は体の負担を楽にします。毒素を処理したり排出したりする事は、体に余分なエネルギーを使わせる(酸化作用)ので老化の原因にもなりえますので、体のエネルギーレベルを上げるにはとても有用だと思います。これからの未来の環境にも負荷をかけないと思います。

アトピーにしても他の病気にしても、様々な要因があるという事です。同じ食生活をしていても、病気になる人もいればならないで健康な人もいる。身の周りの環境の違い、体質の違い、遺伝子の違い、心の使い方の違い。

そのような様々なものを含めての症状なので、ただ一つが原因で、「これだけ飲んでれば」「これだけを食べていれば」なんて簡単な答えなんて存在しないと思います。

大切なことは真摯に自分の体や心に耳を傾けることではないかと思うのです。本当に体が望んでいるもの、心が望んでいるもの。それを察知して行動してあげること。こういった事が大切だと思います。(無農薬栽培ですと、土や微生物や植物の声に耳を傾けるという事でしょうか?)

だから、たまには毒(甘いもの)も摂取したくなって良いと思います。(笑)

この時代に生まれてしまったのだから、いろいろな毒も経験してみないと、心は満足しないのかもしれません。

外部から押し寄せる知識で頭がいっぱいで自分の生命力の強さを忘れがちな現代人。それが病の源かもしれませんね。

 

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