イライラした人生を食べ物で改善できる?!

ついキレてしまう私たち


すぐにイライラして、周りの大切な人に八つ当たりなんかをしたことはありませんか?そしてその後に自己嫌悪に陥ったりして

「あ〜自分って、なんて心が狭いんだろう」「駄目な奴なんだろう」

って、思った体験はないですか?

しかしそうやって、イライラして人に八つ当たりしたりするのは、あなたの心が狭いせいではないのです。

あなたの食事がいけないのです。と言ったら・・・?

怒りが抑えられない、すぐキレる。と言った、感情のコントロールの崩壊の原因は、もちろん心の問題もありますが、普段の食生活や食習慣の問題でもあります。今回は、食事の問題について話していきたいと思います。

イライラすると体内では何が起こっている?


人の体が、不安定になってイライラを感じる時、体の中で何が起きているのか?

  • 血糖値が下がっている
  • これから出る意欲のホルモンのドーパミンが出るのに備えて、脳内を逆にローにする物質が出ている
  • 抗ストレスホルモンが適切な時に出ないで、後から場所を変え噴出している
  • カルシウムが欠乏している

こういった現象が体内で起こっているのです。

現代人の血糖値が下がる原因、しかも健康な人の血糖値が下がる原因というのは、一番には直接糖を取りすぎて、急激に上昇した血糖値を下げるために大量にインシュリンが出すぎて、低血糖になってしまう現象が多いです。

直接糖というのは、砂糖、蜂蜜、や精製された穀物、米、小麦やジャガイモやトウモロコシの加工品、お菓子や清涼飲料水などに含まれる果糖類などから簡単に取ることができます。

つまりはGI値の高い食べ物を食べ過ぎていて、血糖値が上がったり下がったりという体の変化に心がついていかない状態でもあります。

罪を犯して収監されている人は、多くの割合で低血糖であるという話もあります。逆に囚人に対して砂糖や甘い物のコントロールをすると暴力性が減るという研究結果もあります。

カルシウムの重要性


砂糖などを摂取すると血液の中のphは酸性になりますが、それを中性にするために使われるのがカルシウムです。ですから酸性過多になりやすい食事をとり続けるとカルシウム不足になるのです。カルシウムは普段は歯や骨に貯蔵されています。

カルシウムには重要な働きがあって、免疫系を正常に働かせる作用があります。

脳内の神経伝達を的確に行い、興奮を抑えて安定させる作用。

運動系の筋肉の収縮をスムーズにする作用。

ホルモンの分泌や細胞分裂の促進を助ける作用。

神経の伝達を安定的に行うことができなければ、自分がやりたいと思っている事をやっている時にも集中できずに情緒不安定になりますし、ホルモンの分泌も正常でないと、何か不快な出来事があった時に、心の安定が保たれずに鬱屈とした状態にもなります。

心構え次第ではどうにもならないぐらいに、体の影響で心が不安定になりやすいのです。

幼い頃から高いGI値の食べ物や、高血糖に結びつく食べ物をメインにして食べてきた人は、虫歯にもなりやすいし、忍耐力や持続力もなくなる傾向になりやすいようです。タスクを継続する能力は成功に必要な能力の一つです。目先の我慢ができない子どもは将来の年収も低いという研究結果も良く本やネットでも紹介されています。

中学生時に身につけた「忍耐力」、将来の所得に75万円の差をもたらす

シカゴ大学のジェームスヘックマンの研究も有名です

5歳までのしつけや環境が、人生を決める

貧困→安価な食事→依存性が高い


また逆に貧困層の人ほど、安価でお腹が膨れていっぱい食べられる物(ジャンクフードや甘い物)に依存するケースが多いという調査もあります。

世帯の経済状態と子どもの食生活との関連に 関する研究

この二つが組み合わさると、貧困のスパイラル、負のスパイラルとも言えそうです。

貧困もまたルサンチマン的な怒りが湧きやすい状態でもありますので、余計にイライラしたり、犯罪に手を染めたりという事になりかねません。もしかしたら、食によってイライラだけでなく自分自身の社会的なポジショニングや人生まで決まってしまう可能性もありえます。

食べ物だけで言えば、イライラしないためにも、カルシウムをしっかりとって、カルシウムを無駄に消費するような、急激にGI値を上げるような食べ物は避けるという事が大切です。

最終的にはバランスの良いしっかりとした食習慣が大切で、子どもの頃からの、こういった食生活が、結局人生にも影響してくると私は思います。

親御さんの愛情や気持ちの込もった料理を子どもと一緒に食べるという、幼い頃からの習慣が大切なのです。

時間がないからファーストフード、作るのが面倒臭いから加工品、はやめて、ちょっとした時間で作れる食べ物(お米を炊くというだけでも良いと思います。)を、体や心や人生のために作ってみたらどうでしょうか?

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