人間の舌は心臓と同じ呼吸筋肉
調べると、舌が心臓と同じ呼吸筋肉で出来ていて、お乳を吸う吸啜運動で、心臓も血圧もぐっと強まるという事が分かりました。
タンやハツを食べればわかるように、もも肉とは違ってキメの細かい心臓の筋肉をしています。人の顔にある筋肉は全てはもともと、サメの時代のエラを動かしていた心筋と同じ呼吸内臓筋肉に由来します。
こうして母乳とおしゃぶりを四六時中していれば、西洋の赤ちゃんのように心臓から丈夫になり、元気に長時間ハイハイできる子になります。
ハイハイをすると、力強く手足を動かすため血圧が上がり、さらに首を持ち上げると頸洞(けいどう)という血圧をコントロールする装置が頸動脈部にあってこれで血圧が上昇します。
ハイハイを省略すると血圧が上がらないままに育ち、また無理をして立ち上がると虚弱児になるのです。大人になっても血圧が100以下の人がいますが、これは赤ちゃんの時にハイハイをあまりしなかった人です。
ハイハイができない子は決まって口呼吸の子で、手足にほとんど力がはいりません。
口呼吸をしていると血圧が上がらず、心臓も強くならない。そして、ハイハイする期間も短くなり、体に力が入らない体になってしまうようです。
血圧が低い大人はハイハイをすれば高くなるそうですよ。頸動部を上げて四つ足使って歩くということが重要です。
うちの子(1才1カ月)は、ずーっとしゃべっていて口呼吸・・・、だからハイハイしないのか!!と少し納得してしまいました。
ハイハイする時間をできるだけとってあげる事は重要ですが、ハイハイし始めるのと同時につかまり立ちしする子も多いので、これは意識的に何もない広い部屋で歩きまわらせるのが良いのかもしれません。
家の中ですと子どもが手をかけて立ち上がるところがいっぱいありますからね。
まとめ
西原先生は、生物学、進化学的に見て、そこから外れた育児をしていて病気になった子どもたちを実際に治療してきた経験から様々な提言をされています。
人間の身体についての基礎的な知識が得られると思うので、育児書というよりは、現代の日本人がかかりやすい病気の原因が理解できるのではないかと思っています。
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