雷雨もそんなに悪くない
異常気象なのか、夏から秋にかけてはゲリラ豪雨が当たり前になってきた昨今です。
こんな雷雨だって田畑にとっては、マイナスの面だけでなくプラスの面があります。
植物が成長をするために必須元素である 窒素、リン酸、カリウム
農家は植物たちを早く大きくするためにこの元素が含まれた肥料を畑に施用する。
しかし、この必要な元素の中でも窒素は空気中の約8割が窒素で、ほぼ無限にあります。しかしそのままの窒素では植物達はそれを使うことができないのですが、その手助けを雷雨はしてくれます。
雷によって空気中に何万ボルトという電気が放電されると、空気中の水分がその電気スパークによって水素と酸素に分化されます。電熱が急激に冷却されるときに、水素が空気中の窒素と化合してアンモニア態の窒素になり、酸素は窒素と化合して硝酸態の窒素になって夕立の雨と一緒に降ってきます。
こうやって窒素肥料と水分が畑に土に植物に与えられます。
昔の人は夏の夜に稲妻が多いと今年は米が豊作だと言っていたそうです。稲を栽培している時に雷が稲に肥料を持ってきてくれるので稲の奥様、稲妻と呼んだとか。
自然はうまく循環している。人間の効率化させたいラクしたいという意識を無くせば、すべてがうまくいくようにできているのかもしれないですね。
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